

(し)+巾(きん)。
は師の従うところの
肉の象とは異なり、
(啓)・
(肇)などの従う神戸棚(かみとだな)の形に近く、帥とはその神戸棚に巾を加えてこれを刷拭(さつしよく)する意であろう。〔説文〕七下に「佩巾なり」とあり、重文として
(ぜい)を録するが、
は婦人が前かけのようにして帯びるもので、帥と同字とはしがたい。金文の〔師虎
(しこき)〕に「今余(われ)隹(こ)れ先王の命に帥井(そつけい)す」のように、帥型(手本)の意に用いる。のちの率従というほどの意である。
立〕帥 ヒキヰル・ニギハシ・イクサ・ニハカ・アツマル・スケ・シタフ・トモ 〔字鏡集〕帥 ニハカニ・ヒク・キミ・アツマル・タツ・ヒキヰル・シタガフ・イクサタチ・ニギハル・イクサ・ミチビク
(刷)shoatは声義近く、帥はもと刷拭を原義とする字。また
(率)shiu
t、
(遵)tziu
n、循・
(巡)ziu
n、徇ziuenとも声近く、みな、ひきいる、したがうの意がある。
▶・帥乗▶・帥台▶・帥長▶・帥意▶・帥教▶・帥志▶・帥示▶・帥爾▶・帥先▶・帥然▶・帥導▶・帥服▶・帥由▶・帥
▶
帥・統帥・文帥・兵帥・別帥・偏帥・勉帥・謀帥・立帥・旅帥・良帥出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
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