出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
北海道南部,日高山脈にある山。標高2053m。日高山脈の最高峰であり,火山を除けば北海道の最高峰でもある。山名はアイヌ語の〈ポロ・シリ(大きな山)〉に由来し,どっしりとした山容をもつ。新冠(にいかつぷ)川,額平(ぬかびら)川の水源をなし,それぞれの川の源流部には更新世の氷期につくられた典型的なカール地形が発達している。とくに新冠川源流の七ッ沼カールは平たんで広いカール底に,モレーンや羊群岩で囲まれたいくつもの池をもち,登山者に親しまれている。中腹以降は針葉樹を中心とする寒帯林におおわれ,カールには多くの高山植物がみられるほか,氷期の遺存種といわれるナキウサギや,高山チョウのダイセツタカネヒカゲなどが生息する。登山は長い間,沢登りによるほかなかったが,近年は林道の開発が進み,額平川方面からは登山道も開かれた。
執筆者:小野 有五
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北海道中南部、日高山脈(ひだかさんみゃく)中央部の日高側にある山。標高2052メートルで山脈の最高峰。混成岩、片麻岩などの変成岩からなり、頂上周辺の東側と北側にカール(圏谷)群が氷食地形をみせ、底部に沼や堆石(たいせき)堤があってポロシリ氷期の存在を裏づける。研究者や専門家による登山は行われるが、一般人の登山は困難である。
[柏村一郎]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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