ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「廿日市市」の意味・わかりやすい解説 廿日市〔市〕はつかいち 広島県南西部,広島湾の西岸に位置し,厳島 (宮島) 全域を含む市。 1989年市制。 2003年佐伯町,吉和村を,2005年大野町,宮島町をそれぞれ編入。北部は冠山山地に接する山間部。南部の沿岸部は丘陵地帯から流れる河川流域に沖積平野が広がる。南西部に大竹市の飛び地がある。かつて山陽道の市場町として江戸時代から海岸沿いを中心に発展。市名は毎月 20日に定期市が開かれたことに由来。平野部は隣接する広島市の住宅地化が進んでいる。沿岸部の埋立地に木材工業団地や木材・家具工場があり,木工製品を特産する。山間部では林業のほかミカンを生産。カキの養殖も盛ん。大野瀬戸を隔てた南部の厳島には世界遺産の文化遺産に登録された厳島神社があり,数々の国宝や国指定重要文化財を有する。国指定天然記念物の原生林がある弥山からの眺望もよく,島そのものが国の特別史跡・特別名勝に指定されており,日本三景の一つとして知られる。厳島などは瀬戸内海国立公園に,冠山などは西中国山地国定公園に,南西部の三倉岳一帯は三倉岳県立自然公園に属する。 JR山陽本線,広島電鉄宮島線,国道2号線,186号線,433号線,488号線が通じ,山陽自動車道,広島岩国道路,中国縦貫自動車道が通る。面積 489.49km2。人口 11万4173(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「廿日市市」の解説 廿日市市はつかいちし 2005年11月3日:廿日市市が佐伯郡大野町・宮島町を編入⇒【廿日市市】[変更地名]広島県⇒【大野町】広島県:佐伯郡⇒【宮島町】広島県:佐伯郡 廿日市市はつかいちし 2003年3月1日:廿日市市が佐伯郡吉和村・佐伯町を編入⇒【吉和村】広島県:佐伯郡⇒【佐伯町】広島県:佐伯郡⇒【廿日市市】[変更地名]広島県 廿日市市はつかいちし 1988年4月1日:佐伯郡廿日市町が市制施行⇒【廿日市町】広島県:佐伯郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by