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弥山 みせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

弥山
みせん

奈良県南部,大峰山脈中央部にある山。標高 1895m。八剣山の北方に位置し,山容は八剣山に似ている。原生林におおわれ,オオヤマレンゲの自生地 (天然記念物) がある。古くから修験道の奥駈 (おくがけ) 縦走コースの要地。山頂に弥山神社がある。吉野熊野国立公園に属する。

弥山
みせん

広島県南西部,広島湾に浮かぶ厳島最高峰で信仰の山。廿日市市に属する。標高 535m。弥山の原始林は国の天然記念物に指定されている。山頂付近にはかつて厳島神社別当であった大聖院の弥山本堂,三鬼堂など諸堂宇が散在する。山頂からの瀬戸内海の眺望はすばらしい。紅葉谷からロープウェーが通じる。

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デジタル大辞泉の解説

み‐せん【弥山】

奈良県南部、大峰山中部の一峰。標高1895メートル。
広島県南西部、厳島(いつくしま)の最高峰。標高535メートル。モミ・ツガなどの原始林がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

みせん【弥山】

奈良県吉野郡にあり,紀伊山地の中央部を南北に走る大峰山脈中の一峰。標高1895m。近畿地方の最高峰八剣(はつけん)山のすぐ北にあたり,山体は中生層に貫入した大峰酸性岩からなる。山腹シラビソトウヒの原生林で覆われ,八剣山に至る稜線の南東側は仏経ヶ岳原始林として,付近のオオヤマレンゲ自生地とともに国の天然記念物に指定されている。山麓を北西に流れる弥山川は,高さ60mの大滝がかかる双門(そうもん)峡谷を形成している。

みせん【弥山】

仏教の宇宙観にもとづく想像上の山岳である須弥山(しゆみせん)の略称であり,仏教では須弥山は宇宙の中心にそびえる高山とされるが,この仏教的宇宙観にもとづいて命名された大峰山(おおみねさん)の弥山,厳島(いつくしま)の弥山などがよく知られている。なかでも厳島の弥山は,今日では厳島神社の信仰に圧倒されてその影が薄くなっているが,本来は神の島とされた厳島の中心的な存在であった。また新潟県と長野県の境にある妙高山(みようこうさん)も,古くは名香山と呼ばれていたものが,須弥山の影響によって妙高山と呼ばれるようになったという。

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大辞林 第三版の解説

みせん【弥山】

奈良県南部、大峰山脈中の一峰。海抜1895メートル。修験道の要地。
広島県廿日市市宮島町の厳島いつくしまの最高峰。海抜535メートル。山頂に御山神社がある。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔広島県〕弥山(みせん)


広島県の南西部、広島湾に浮かぶ厳島(いつくしま)(宮島)の最高峰。標高535m。山麓(さんろく)の紅葉谷(もみじだに)公園付近からロープウエーで登る山頂付近には大日(だいにち)堂(弥山本堂)・求聞持(ぐもんじ)堂などがある。北側の弥山原始林は国の天然記念物に指定。「御山」とも書く。

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