デジタル大辞泉
「早早」の意味・読み・例文・類語
はや‐はや【早早】
[副]人を促して急かせる語。早く早く。
「遅し。―」〈宇津保・楼上上〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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そう‐そうサウサウ【早早】
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「に」を伴って用いることもある ) 急いで事をするさま。はやばや。はやく。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
- [初出の実例]「早々面々御帰り候へ」(出典:太平記(14C後)二三)
- [その他の文献]〔杜甫‐南楚詩〕
- [ 2 ]
- ① 時間的に早いこと。早い時期。
- [初出の実例]「まん中へわりこんで是は是はさうさうから、何をいいぶんなさるるぞ」(出典:浄瑠璃・国仙野手柄日記(1701)上)
- ② ( 多く、他の語に付けて ) その状態になってすぐであること。
- [初出の実例]「朝さうさう」(出典:至宝抄(1585))
- 「初春早々(ソウソウ)めでたい事」(出典:咄本・鹿の子餠(1772)初夢)
はや‐ばや【早早】
- 〘 副詞 〙
- ① 急いでことを行なうさまを表わす語。非常に早く。さっそく。
- [初出の実例]「高野の能に、いつかさて尋ぬる人をなど、軽々はやばやと謡ふべし」(出典:申楽談儀(1430)万事かかり也)
- ② ふつうよりも早い時期に動作や事態が実現するさまを表わす語。
- [初出の実例]「はやはや御能にあんどの分は、いんか申候也」(出典:禅竹宛世阿彌書簡‐永享年間(1429‐41)五月一四日)
はや‐はや【早早】
- 〘 副詞 〙 人をうながして急がせる語。早く早く。
- [初出の実例]「みなみのひさしにいでゐ給へるを、『はやはや』とてのせ給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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