デジタル大辞泉 「疾っく」の意味・読み・例文・類語 とっく【▽疾っく】 《「と(疾)く」の音変化》[名]ずっと以前。とう。「疾っくからここに住んでいる」「―の前さき、何処かへ、すっ飛んで居るんですから」〈鏡花・婦系図〉[副]1 (多く「とっくに」の形で)ずっと前に。とうに。「食事は疾っくに済ませた」「―申し聞かせんずれども」〈浄・女護島〉2 速やかに。急いで。「汝元来いづくより来たる。―去れ」〈浄・油地獄〉[類語]早早はやばや・早早そうそう・早め・尚早・もう・最早もはや・早はや・早くも・今や・既すでに・とうに・とうの昔・とっくの昔・つとに・先刻・前前・かねて・かねがね・何時か・既往・これまで・従来・従前・来こし方・先年・当年・一時・一頃・その節・先に・当時・古来・あらかじめ・年来・旧来・在来・その昔・前以て・先立って・かつて・見越し・根回し・手回し・早手回し・手を回す・地固め・地均ならし・布石・事前・先手・手当て・準備・下準備・段取り・手筈てはず・下見・予習・備え・伏線・示し合わせる・言い合わせる・申し合わせる・打ち合わせる・口裏を合わせる・後悔先に立たず・この期ごに及んで・手遅れ・後の祭り・生まれた後の早め薬・証文の出し後れ・争い果ててのちぎり木・喧嘩けんか過ぎての棒千切り・十日の菊・六日の菖蒲あやめ・会えに合わぬ花・夏炉冬扇・寒に帷子かたびら土用に布子ぬのこ・今さら・覆水盆に返らず 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by