コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

夏炉冬扇 カロトウセン

3件 の用語解説(夏炉冬扇の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

かろ‐とうせん【夏炉冬扇】

《「論衡」逢遇の「なほ夏を以て炉を進め、冬を以て扇を奏するが如(ごと)し」から》時期外れで役に立たない物事のたとえ。冬扇夏炉

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

かろとうせん【夏炉冬扇】

芭蕉の俳諧観,風雅観を端的に示すものとして,蕉風俳諧の俳論でよく用いられる成語。1693年(元禄6)5月執筆の俳文〈柴門(さいもん)の辞〉に,芭蕉は〈予が風雅は夏炉冬扇の如し。衆に逆ひて用ふる所なし〉と述べている。王充の《論衡》に〈無益の能を作(な)し,補ふこと無き説を納(い)るるは,猶ほ夏を以て炉を進め,冬を以て扇を奏(すす)むるが如し。亦た徒らなるのみ〉とあるによる。自分の俳諧は世間無用のものであるが,それゆえに功利性や俗性を超越しているという信念を示すもの。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

かろとうせん【夏炉冬扇】

〔「論衡逢遇」による。夏の火鉢と冬の扇の意〕
季節外れで役に立たないもののたとえ。冬扇夏炉。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

夏炉冬扇の関連キーワード下里知足青木鷺水俳諧七部集次韻桃青忌芭蕉翁廿五箇条芭蕉忌花屋日記藤堂蝉吟葛の松原

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

夏炉冬扇の関連情報