早め(読み)ハヤメ

デジタル大辞泉 「早め」の意味・読み・例文・類語

はや‐め【早め】

[名・形動]
きまった時刻・時期よりもいくらか早いこと。また、そのさま。「早め夕食」「早めに家を出る」
速度がふつうよりいくらか速いさま。「少し早めに歩く」
[類語]早早はやばや早早そうそう尚早はやもう最早もはや今やすでとっくにつとに早くもとうにとうの昔とっくの昔先刻過去以前曽て在りし日往年往時往日旧時昔日昔時昔年往昔往古古昔いにしえ古くそのかみ当時前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ年来旧来在来その昔太古千古大昔前以て先立ってかつて見越し根回し手回し早手回し手を回す地固めなら布石事前先手先手を打つ手当て準備下準備段取り手筈てはず下見予習備え伏線示し合わせる言い合わせる申し合わせる打ち合わせる口裏を合わせる後悔先に立たずこのに及んで手遅れ後の祭り生まれた後の早め薬証文の出し後れ争い果ててのちぎり木喧嘩けんか過ぎての棒千切り十日の菊六日の菖蒲あやめに合わぬ花夏炉冬扇寒に帷子かたびら土用に布子ぬのこ今さら覆水盆に返らず

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精選版 日本国語大辞典 「早め」の意味・読み・例文・類語

はや‐め【早め】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「め」は接尾語 ) ふつうより早いこと。予定より早いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「両度あひたる上にもらひ行も、男により品によるべし、これもいまだはやめ也」(出典:評判記・色道大鏡(1678)四)
    2. 「例刻より早(はヤ)目に出校して山嵐を待ち受けた」(出典坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉六)

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