心忙しい(読み)ココロゼワシイ

デジタル大辞泉 「心忙しい」の意味・読み・例文・類語

こころ‐ぜわし・い〔‐ぜはしい〕【心忙しい】

[形][文]こころぜは・し[シク]気がせいて落ち着かないさま。気ぜわしい。「年の暮れは何かと―・い」
[類語]気忙しいいそがしいせわしいせわしない慌ただしい目まぐるしいきりきり舞い東奔西走てんてこ舞い多忙繁忙繁多繁劇多事多端多用繁用席の暖まるいとまもない猫の手も借りたいせっかち気早短気気短気が短い短慮直情径行そそくさせかせか性急拙速多端忙殺怱忙そうぼう倥偬こうそう怱怱そうそう大忙し取り紛れる手が塞がる目が回る応接にいとまがない

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精選版 日本国語大辞典 「心忙しい」の意味・読み・例文・類語

こころ‐せわし・い‥せはしい【心忙】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]こころせは〘 形容詞シク活用 〙 ( 「こころぜわしい」とも ) 気持がせいて落ち着かない。気ぜわしい。
    1. [初出の実例]「晦日(みそか)に近い餠の音、鶏の声さへ心忙(セハ)しく聞えて」(出典泊客(1903)〈柳川春葉〉六)

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