短気(読み)タンキ

デジタル大辞泉 「短気」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「短気」の意味・読み・例文・類語

たん‐き【短気】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 気が短いこと。すぐに腹を立てたり、なげやりになったりすること。また、そのさま。せっかち。性急。短慮。
    1. [初出の実例]「息をも継せず戦はしめば、極めて短(タン)気なる坂東勢共などか退屈せで候べき」(出典太平記(14C後)三四)
    2. 「短気(タンキ)をおこして下さんすな」(出典:浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)八)
    3. [その他の文献]〔王羲之‐桓公帖〕
  3. 呼吸がはやく、息遣いのせわしいこと。〔病論俗解集(1639)〕

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普及版 字通 「短気」の読み・字形・画数・意味

【短気】たんき

気落ち落胆。晋・王羲之〔桓公帖〕仁(謝尚)の廾六日の問を得たるに、疾に委(痿)篤(ゐとく)すと。深く憂ふべし。當今、人物眇然たり。而して艱疾此(かく)の(ごと)し。人をして短氣せしむ。

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