繁劇(読み)ハンゲキ

デジタル大辞泉 「繁劇」の意味・読み・例文・類語

はん‐げき【繁劇】

[名・形動]きわめて忙しいこと。また、そのさま。繁忙
「最も近い―な表通りへ早く出ようとして」〈三重吉小鳥の巣〉
[類語]忙しいきりきり舞い東奔西走てんてこ舞いせわしいせわしない気ぜわしいあわただしい目まぐるしい多忙繁忙繁多多事多端多用繁用席の暖まるいとまもない猫の手も借りたいそそくさせかせか性急拙速多端忙殺怱忙そうぼう倥偬こうそう怱怱そうそう大忙し取り紛れる手が塞がる目が回る応接にいとまがないあくせくこせこせばたばたせっかちあたふた気早気早い大わらわ貧乏暇無し甲斐甲斐かいがいしいそわそわ右往左往慌てふためく動き回るちょこまかうそうそ倉卒押せ押せてんやわんややいのやいの

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精選版 日本国語大辞典 「繁劇」の意味・読み・例文・類語

はん‐げき【繁劇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 非常に忙しいこと。また、そのさま。繁忙。多忙。
    1. [初出の実例]「軍務繁劇、費用夥多」(出典:救荒の勅語‐明治元年(1868)六月二二日)
    2. [その他の文献]〔郭璞‐辞尚書表〕

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普及版 字通 「繁劇」の読み・字形・画数・意味

【繁劇】はんげき

繁忙。

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