気短(読み)キミジカ

デジタル大辞泉 「気短」の意味・読み・例文・類語

き‐みじか【気短】

[形動][文][ナリ]落ち着いて待っていられないさま。また、怒りっぽいさま。せっかち。短気。「気短ですぐけんかを始める」⇔気長
[類語]短気短慮せっかち性急気早気が短い気忙しい直情径行喧嘩早い喧嘩っぱや癇癪かんしゃく癇癖癇性ヒステリック虫気怒り腹立ち憤り怒気瞋恚しんい憤怒ふんど・ふんぬ憤懣ふんまん鬱憤うっぷん義憤痛憤悲憤憤激憤慨ふんがい立腹激怒逆鱗げきりん憤ろしい腹立たしい業腹ちゅうっ腹やけっ腹悲憤慷慨逆上高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つのぼせ上がる血迷う血走る怒りっぽいぷっつん堪え難いたまらない忍び難いやりきれない激昂激発エキサイトかっか席を蹴る堪忍袋の緒が切れる怒り心頭に発するけんか腰ちゃぶ台返し切れる瞬間湯沸かし器

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精選版 日本国語大辞典 「気短」の意味・読み・例文・類語

き‐みじか【気短】

〘形動〙 ゆっくりと待っていられなくて、せっかちなさま。落ち着いて考えることをしないで、気の短いさま。性急。短気。⇔気長
※羅葡日辞書(1595)「Iracundus〈略〉タンリョナル モノ、qimijicanaru(キミジカナル) モノ」
浮世草子好色一代女(1686)四「お年寄れたれば、物毎気短(キミジ)かなれども」

き‐みじか・い【気短】

〘形口〙 きみじか・し 〘形ク〙 ゆっくり待てないで、せっかちである。じっくり考えられないで、すぐ怒ったりする性質である。
※コンテムツスムンヂ(捨世録)(1596)四「ショサニワ qi(キ) mijicaqu(ミジカク)
浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)上「将監もとより気みじかく」

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