きりきり舞(読み)キリキリマイ

デジタル大辞泉 「きりきり舞」の意味・読み・例文・類語

きりきり‐まい〔‐まひ〕【きりきり舞(い)】

[名](スル)
片足を上げて勢いよくからだを回すこと。
慌ただしく立ち働くこと。また、あわてふためくこと。てんてこ舞い。「仕事がたてこんできりきり舞いする」
[類語]忙しい東奔西走てんてこ舞いせわしいせわしない気ぜわしいあわただしい目まぐるしい多忙繁忙繁多繁劇多事多端多用繁用席の暖まるいとまもない猫の手も借りたいそそくさせかせか性急拙速多端忙殺怱忙そうぼう倥偬こうそう怱怱そうそう大忙し取り紛れる手が塞がる目が回る応接にいとまがないあくせくこせこせばたばたせっかちあたふた気早気早い大わらわ貧乏暇無し甲斐甲斐かいがいしいそわそわ右往左往慌てふためく動き回るちょこまかうそうそ倉卒押せ押せてんやわんややいのやいの

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精選版 日本国語大辞典 「きりきり舞」の意味・読み・例文・類語

きりきり‐まい ‥まひ【きりきり舞】

〘名〙 片足をあげて体を勢いよくまわすこと。また、そのように、忙しくあわてふためいて立ち働いたり、困難にぶつかってあわてたりすること。てんてこまい。〔東京語辞典(1917)〕
※僕の帽子のお話(1922)〈有島武郎〉「帽子のやつ〈略〉酒屋の天水桶に飛び乗って、そこでまたきりきり舞ひをして桶のむかふに落ちたと思ふと」

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