そそくさ(読み)ソソクサ

デジタル大辞泉 「そそくさ」の意味・読み・例文・類語

そそ‐くさ

[副]落ち着かず、せわしなく振る舞うさま。あわただしいさま。「そそくさ(と)帰る」
[類語]あたふた忙しいせわしいせわしない気ぜわしいあわただしい目まぐるしいせかせか性急拙速多端忙殺多忙繁忙繁多繁劇多事多端多用繁用怱忙そうぼう倥偬こうそう怱怱そうそう大忙し東奔西走てんてこ舞いきりきり舞い取り紛れる手が塞がる目が回る応接にいとまがない席の暖まるいとまもない猫の手も借りたいうろちょろうろうろどぎまぎおたおたどぎどぎそわそわもじもじもぞもぞぐずぐずちゃかちゃかちょこまか浮き腰うそうそふらふらよたよたやっさもっさてんやわんやあくせくこせこせばたばたせっかち気早気早い大わらわ貧乏暇無し甲斐甲斐かいがいしいそわそわ右往左往慌てふためく動き回る倉卒押せ押せやいのやいのまごまごぐじぐじいじいじ因循くよくようじうじふわふわおどおどびくびくきょときょとぐらぐら倉皇軽佻浮薄浮薄闇雲やみくも軽挙妄動後先なしうわずるうわつくうろたえる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「そそくさ」の意味・読み・例文・類語

そそ‐くさ

[1] 〘副〙 (「と」や「に」を伴って用いることもある) 態度行動が落ち着かないさま、あわただしいさまなどを表わす語。
浄瑠璃潤色江戸紫(1744)三「ハハア、そんならお暇申ますとそそくさ帰る薬り湯伝七」
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「元は倉皇(ソソクサ)と下りて、『お嬢様!』と呼んで見ると」
[2] 〘名〙 落ち着きのないこと。そそっかしいこと。また、そういう人。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)二「例の早卒(ソソクサ)同志二人で計のみこんで」

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