多端(読み)タタン

デジタル大辞泉 「多端」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「多端」の意味・読み・例文・類語

た‐たん【多端】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 複雑で多岐にわたっていること。特に、人や用事の多いこと。また、そのさま。多忙。多事。
    1. [初出の実例]「庶務多端、一日万機」(出典:続日本紀‐霊亀元年(797)九月己卯)
    2. 「閑暇があったらと思って居ても、イヤどうも事務多端(タタン)で」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一六)
    3. [その他の文献]〔漢書‐食貨志下〕

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普及版 字通 「多端」の読み・字形・画数・意味

【多端】たたん

多事。〔晋書、芸術伝序〕法として多端、變態諒(まこと)に一に非ず。眞、存すと雖も、僞も亦た憑(よ)る。人は怪力亂を語らず。良(まこと)に以(ゆゑ)るなり。

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