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心証 しんしょう

6件 の用語解説(心証の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

心証
しんしょう

証拠調べの結果として得た資料を基礎として裁判官の頭脳に構成される事実の像。この過程を心証の形成という。ヨーロッパ中世の法は,証拠の価値を法律によって決める法定証拠主義をとったが,近代法は,一般に,裁判官の心証を法的に規制しない自由心証主義を採用している。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

しん‐しょう【心証】

心に受ける印象。人から受ける感じ。「心証をよくする」
訴訟上の要証事実に対して形成される裁判官の主観的な認識や確信。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

心証【しんしょう】

裁判の基礎をなす事実関係の存否について,証拠資料にもとづき,裁判官の内心に生成していく意識ないし確信のこと。→自由心証主義

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世界大百科事典 第2版の解説

しんしょう【心証】

証拠の評価に関する裁判上の用語で,事実の存否に対する内心の判断,意識の状態をいう。〈内的確信〉を意味するフランス法のアンティーム・コンビクシヨンintime convictionの観念に由来し,日本では明治初期からこれが〈心証〉と訳されて用いられている。とくに証拠に基づき事実を認定する裁判官について用いられる場合が多い。裁判官は事件を審理する過程で,個々の証拠に接してこれらの証明力を評価し,それを集積・総合しながら,しだいに事実の存否に対する確信をつくりあげていく。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

しんしょう【心証】

言葉や行動から心に受ける印象。 「上役の-を害する」
〘法〙 訴訟事件の審理において、裁判官が得た事実の存否に関する認識や確信。 → 心象(補説欄)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

心証
しんしょう

裁判官が証拠の証明力(証拠価値)を判断して抱いた確信をいう。裁判官の証拠の評価に対し、積極的または消極的な法律上の制限を加える法定証拠主義は、実体的真実の発見にはかならずしも適合せず、現代の刑事裁判では、証拠の証明力を裁判官の自由な判断にゆだねる自由心証主義が採用されている。ただし刑事訴訟法第319条は、被告人の自白には、公判廷の自白であると否とを問わず、補強証拠を必要とするとしていて、自由心証主義に一種の制限を加えている(なお憲法38条3項参照)。[内田一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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