忍法(読み)ニンポウ

デジタル大辞泉 「忍法」の意味・読み・例文・類語

にん‐ぽう〔‐パフ〕【忍法】

忍術の法。忍術。
[類語]忍術忍び忍者忍びの者間者くノ一素っ破乱波らっぱ探偵密偵間諜回し者隠密スパイ

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精選版 日本国語大辞典 「忍法」の意味・読み・例文・類語

にん‐ぽう‥パフ【忍法】

  1. 〘 名詞 〙にんじゅつ(忍術)
    1. [初出の実例]「忍法(ニンポウ)試合? かかる白日の下、万人衆目のあるなかで、忍術の秘法をどう争うのだろうか」(出典神州天馬侠(1925‐28)〈吉川英治紅白の鞠盗み)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「忍法」の意味・わかりやすい解説

忍法
にんぽう

忍者の使う術技の総称。戦国時代以後,主として伊賀,甲賀両地方の地侍の間で発達した。各地の大名が彼らを隠密として召しかかえるようになってから,忍者は伊賀者甲賀者として諸国に広まり,彼らの忍びの術は伊賀流,甲賀流と呼ばれるようになった。彼らはきびしい訓練によって各種の武術をはじめ変装,速歩跳躍水泳などの諸術を身につけたが,それらの術は秘伝とされて外部には一切漏されなかったため,一般には誇張された形で受取られ,奇怪な幻術のようにみなされた。

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