デジタル大辞泉
「拒む」の意味・読み・例文・類語
つき・む【▽拒む】
[動マ四]断る。こばむ。
「―・みて言ふにこそと思ひて」〈宇治拾遺・一四〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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こば・む【拒】
- 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
- ① 進んでくる相手をおさえとどめる。防ぎはばむ。
- [初出の実例]「忍辱に由るが故に拒(コバム)て外の怨害に侵さるること能はぬこと」(出典:金剛般若経讚述仁和元年点(885))
- 「タイテキヲ マエニ ヲイタレバ ショウテキヲ cobamuni(コバムニ) タライデ」(出典:天草本伊曾保(1593)獅子王と熊との事)
- ② ( 同意、服従などを求められて ) ことわる。拒絶する。
- [初出の実例]「妾(やつこ)、皇后の嫉(ねた)むたまはむに因りて、既に天皇の命(おほむこと)を拒(コハム)」(出典:日本書紀(720)允恭七年一二月(図書寮本訓))
- 「田沼玄蕃頭の厳命を拒みかねたので」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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