攻める(読み)セメル

デジタル大辞泉 「攻める」の意味・読み・例文・類語

せ・める【攻める】

[動マ下一][文]せ・む[マ下二]《「責める」と同語源》
戦争試合などで、こちらから進んで戦いをしかける。攻撃する。「城を―・める」「立ち合いから一気に―・める」
俗に、物事を無難にすませず、積極的な態度をとる。「―・めてるファッション」
[類語]猛攻猛撃猛爆猛襲痛撃奇襲夜襲電撃攻撃突撃総攻撃攻略直撃襲撃迫撃挟み撃ち挟撃出撃追い撃ち追撃アタック急襲強襲進撃進攻侵攻攻勢ねらい撃ち征伐せいばつおそ襲いかかる攻めかかる攻め立てる

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精選版 日本国語大辞典 「攻める」の意味・読み・例文・類語

せ・める【攻・迫】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]せ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 ( 「せめる(責)」と同語源 )
  2. 追いかける。追いつめる。
    1. [初出の実例]「神代直、迫(せめ)て、捕獲(と)りて、問ふに、篦簗のいひしく」(出典肥前風土記(732‐739頃)彼杵)
  3. おそいかかる。攻撃する。
    1. [初出の実例]「せめゆきて守屋が首をきりつ」(出典:観智院本三宝絵(984)中)
    2. 「富田信高、あのつの城を守りし時、毛利秀元にせめられしが」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉四)
  4. ぴったりと身につける。ぎゅっとしめる。
    1. [初出の実例]「御前にて、御襪のいたうせめさせ給けるに心地もたがひて」(出典:大鏡(12C前)四)

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