敢え無い(読み)アエナイ

デジタル大辞泉の解説

あえ‐な・い〔あへ‐〕【敢え無い】

[形][文]あへな・し[ク]
もろく、はかない。あっけない。「―・い最期を遂げる」「―・く負ける」
どうしようもない。しかたがない。
「みづから額髪(ひたひがみ)をかきさぐりて、―・く心細ければ、うちひそみぬかし」〈帚木
張り合いがない。手ごたえがない。
「―・きまで御前(おまへ)許されたるは」〈・一八四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

あえない【敢え無い】

( 形 ) [文] ク あへな・し
〔「あへ」は動詞「敢ふ」の連用形〕
予想していたよりもろく、はかない。あっけない。 「 - ・い最期」 「 - ・く敗れる」
期待はずれで拍子抜けがする。 「御使もいと-・くて帰りまゐりぬ/源氏 桐壺
いかんともしがたい。しかたがない。 「誰も〱あやしう-・きことを思ひ騒ぎて/源氏 東屋

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android