心外(読み)シンガイ

デジタル大辞泉の解説

しん‐がい〔‐グワイ〕【心外】

[名・形動]思いもよらないこと。思いがけないこと。思いがけない仕打ちや予想に反した悪い結果などに対して、腹立たしく感じたり残念に思ったりすること。また、そのさま。「疑われるとは心外だ」「心外結果に終わる」

しん‐げ【心外】

心のほかのそと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しんがい【心外】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 
思いもよらないこと。意外な・こと(さま)。 「 -な出来事」
予期に反することが起こり、裏切られたような気持ちになる・こと(さま)。 「君までが疑っているとは-だ」 「 -の至り」

しんげ【心外】

心のほか。心以外。心のそと。
心の及ばないところ。 「 -に見風の是非あるべき事を用心して/遊楽習道風見」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

しん‐がい ‥グヮイ【心外】

〘名〙
① 一心の。心の外。しんげ。
※草枕(1906)〈夏目漱石〉六「あらん限りの感覚を鼓舞して、之を心外に物色した所で」 〔伝習録‐上〕
② (形動) 思うままにならないこと。考えどおりでないこと。また、そのさま。思いのほか。意外。案外。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※評判記・満散利久佐(1656)石州「難波物語の批難、心外なり。きっくゎい也」
③ (形動) 全く予期に反して悪い結果となること。また、そのさま。もってのほか。残念。遺憾。
※評判記・色道大鏡(1678)五「女ふとどきかさなり、心外(シングイ)ならば、たとひ不会となるとも、指をばきらせぬ法なり」
※浄瑠璃・鑓の権三重帷子(1717)下「御心外尤ながら御老人の腕さき、万一伴之丞に討たれさっしゃれば」

しん‐げ【心外】

〘名〙 (「げ」は「外」の呉音) 仏語。心の外。外境。または心以外。
※米沢本沙石集(1283)一「慈恩大師は、心外(シンゲ)の法を有すんば生死輪廻に一心を覚知すればと生死永く弃つと釈し給へり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

寒暖差アレルギー

寒暖の差により鼻の奥の毛細血管が詰まり、鼻の粘膜が腫れることで起きる鼻炎。医学的には血管運動性鼻炎の一種とされる。多くの場合秋から冬にかけて1日の寒暖差が大きい時期や冷房による急な温度変化などにより起...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

心外の関連情報