頭を振る(読み)カブリヲフル

デジタル大辞泉 「頭を振る」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頭を振る」の意味・読み・例文・類語

かしら【頭】 を 振(ふ)

  1. 頭を左右に振る。首を振る。
  2. 不承諾、不満の意を表わす。あたまを振る。
    1. [初出の実例]「もはらうけひかずと、かしらふりて、ただいひにいひはなてば」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)
  3. うなずく。合点する。
    1. [初出の実例]「此の火を見て頭(かしら)を振り首を撫でて喜て」(出典今昔物語集(1120頃か)五)

かぶり【頭】 を 振(ふ)

  1. 頭を左右に振って、否定、または不承知をあらわす。
    1. [初出の実例]「ざぜんぶすまをとらせられひ かぶりふる」(出典:虎明本狂言・花子(室町末‐近世初))

あたま【頭】 を 振(ふ)

  1. 頭を横に振ってことわる。拒否する。
    1. [初出の実例]「動不得転不得とは、いかんとも頭のふられん処で転身したぞ」(出典:碧巖雷沢抄(1533)六)

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