繰言(読み)クリゴト

デジタル大辞泉 「繰言」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「繰言」の意味・読み・例文・類語

くり‐ごと【繰言】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「くりこと」 )
  2. 同じことを繰り返して言うこと。また、そのことば。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. くどくどと言うこと。特に、ぐちを言うこと、また、そのぐち。
    1. [初出の実例]「しほたるといふにて誰も知りぬべしなど聞きにくく繰り言をする〈顕輔〉」(出典:久安五年右衛門督家成歌合(1149))
    2. 「細君の繰言にも耳を痛くした」(出典:妻(1908‐09)〈田山花袋〉三一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android