精選版 日本国語大辞典「鬱積」の解説
うっ‐せき【鬱積】
〘名〙 (多く「━する」の形で用いる)
① 気などが外に出られないで、あたりがふさがるほどに満ち積もること。
② 不平、怒り、悩みなどの感情が、おさえつけられて心の中にこもり積もること。
※山陽遺稿(1841)詩集・七・患咳血戯作歌「欝積徒成磊塊凝、欲レ吐不レ吐中逾熱」
※新世帯(1908)〈徳田秋声〉三四「自分の胸には、お作以上の不平も鬱積してゐた」
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