デジタル大辞泉 「クレーム」の意味・読み・例文・類語
クレーム(claim)
2 苦情。異議。「
[類語]文句・苦情・不平・コンプレイント・小言・苦言・言いがかり・いちゃもん・嫌み・皮肉・当て付け・毒舌・当て擦り・揚げ足取り・風刺・物言い・難癖・咎め・咎め立て・不服・不満・不満足・不足・
翻訳|claim
一般には権利の主張という意味であるが、貿易用語としては、貿易取引の際、売り手または買い手が、売買契約条項に関する違反行為によって生じた苦情を相手方に対して主張することをいう。クレームの生じる原因には、輸送中や荷役中に生じた商品の損傷や喪失、品質や数量が契約上と実際上とで一致しないこと、マーケット・クレーム(輸入地における市場価格の変動により、契約価格で引き取ってはとうてい採算がとれなくなった場合、しいて欠点をあげてクレームをつけること)などがある。
クレームはほとんどの場合、支払拒絶、支払延期、損害賠償請求を伴っている。クレームの処理は、当事者間の妥協や交渉によるものと、第三者の仲裁によるものがある。後者の仲裁機関には、日本商工会議所内の国際商事仲裁協会や国際司法裁判所などがある。クレームを少なくするには、売買契約にクレーム約款を整備しておく必要がある。
[森本三男]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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