日田[市](読み)ひた

百科事典マイペディア 「日田[市]」の意味・わかりやすい解説

日田[市]【ひた】

大分県西部の市。1940年市制。日田盆地を中心に周辺の山地を占め,福岡・熊本両県に接する。中心の隈,豆田はともに旧城下町で,豆田には1686年以降明治維新まで西国筋郡代役所があった。三隈川に沿う水郷地帯で耶馬日田英彦山国定公園に属し,咸宜園など史跡が多い。周辺の山地は全国屈指のスギ(日田スギ)の産地で,製材・木工業が盛ん。北端皿山は小鹿田(おんだ)焼で知られる。久大本線,大分自動車道が通じ,市西部の夜明(よあけ)は日田彦山線の分岐点。2005年3月日田郡大山町,天瀬町,前津江村中津江村上津江村編入。666.03km2。7万940人(2010)。
→関連項目西国筋郡代日田彦山線

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