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きね

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


きね

穀物,木の実および芋類を脱穀,製粉するため,あるいはすりつぶすために (搗・竪臼) と対で使われる道具。竪杵横杵の2種があり,竪杵のほうが古くて,広い地域で用いられている。農耕の発生とともに各地に出現した。日本では弥生時代の唐古遺跡やその他の遺跡から竪杵の典型的なものが出土している。また杵を使用しているさまが銅鐸にも描写されている。

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デジタル大辞泉の解説

き【×杵】

きね。
「此の粉舂(こつき)の女ども、此の音を聞きて、―と云ふ物を提(ひさげ)て」〈今昔・二六・二三〉

き‐ね【×杵】

《「ね」は接尾語
臼(うす)に入れた穀物などをつくための、木製の道具。脱穀や餅つきなどに用いる。
紋所の名。1をかたどったもの。

しょ【×杵】

金剛杵(こんごうしょ)のこと。

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百科事典マイペディアの解説

杵【きね】

(うす)とともに穀類の脱穀・精白・製粉に用いる道具。竪(たて)杵と横杵に大別され,直角につけた長い柄(え)を両手で持ち,上下してつく米搗(つき)杵,柄の両端に小杵をつけた麦搗杵,臼を地面に埋め,板の一端に杵をつけ他端を踏んでつく踏搗杵などがある。石臼と石杵の使用は新石器時代以前にさかのぼるが,日本では稲作文化の渡来とともに石臼(木臼)と木杵の組合せが普及。現在も農山村では餅つきやみそつきに使用されている。→農具
→関連項目版築

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大辞林 第三版の解説

き【杵】

きね。 「此粉舂つきの女共、…-と云ふ物を提ひさげて/今昔 26

きね【杵】

うすに穀物を入れて搗く木製の道具。脱穀・精白・餅つきなどに用いる。打ち杵・手杵(中細杵)などがある。
家紋の一。をかたどったもの。

しょ【杵】

金剛こんごう杵」に同じ。

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

きね【杵】

臼(うす)で穀類やもちなどをつくのに用いる道具。丸木の横に長い柄を差し込んだ形の横杵が一般的だが、古くは丸木の中ほどを細くして握りとした竪杵(たてぎね)が広く用いられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


きね

(うす)と対(つい)になって穀物の脱穀、精白、製粉や餅搗(もちつ)きに使う道具。みそをつくるときに煮た大豆を搗きつぶすのにも使う。杵の古語はキで、のちにキギ、キゲ、キノ、キネ、テキギなどとよぶようになった。構造的には竪杵(たてぎね)と横杵に大別でき、その使用には腕力によるもの、脚力によるもの、水力によるものなどがある。木の杵が一般的であるが、石の臼には石の杵が使われる場合もある。竪杵というのは、丸太の中ほどを手で握れるくらいの太さに削り、ここを持って上下に動かして臼の中のものを搗く。この型の杵は銅鐸(どうたく)に描かれたり、奈良県唐古(からこ)遺跡、静岡県登呂(とろ)遺跡からも出土しており、横杵より古いものである。竪杵は、のちに横杵にかわり、使用が少なくなったが、みそ豆搗きや焼米(やきごめ)搗き、餅の搗き始めには、最近まで丸棒状の竪杵が使われた。水力を利用する水車の杵も構造的には竪杵である。横杵というのは、杵にほぼ直角に横木(柄(え))をつけたもので、手で柄を持って使うものと、踏臼(ふみうす)(唐臼(からうす))といって足で横木を踏んで杵を上下させるものがある。横杵といえば一般的には前者をさすが、これには杵の先端が平らな餅搗き用のものと、凹形になった精白用のものがある。横杵による精白には、穀粒が循環するように、杵よりやや大きめの藁(わら)製の輪を臼の中へ入れることもある。
 杵は臼とともに呪(じゅ)的な意味ももち、杵を男性、臼を女性に見立てた民俗がある。たとえば花嫁が婚家に入るときに、門口で杵をまたぐなどの民俗がある。[小川直之]

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世界大百科事典内のの言及

【河岸】より

…江戸時代に河川や湖沼の沿岸にできた川船の湊。古代~中世には船をつなぐために水中に立てる杭・棹を〈かし〉といい,牱または杵と表記した。船に用意しておき,停泊地で水中に突き立てて用いた(《万葉集》1190)。…

【臼】より

…臼という漢字は,その形からきている。そのとき搗く棒を杵(きね)という。また,搗き砕くのではなくて,磨(す)りつぶす方が砕けやすいこともある。…

※「杵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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衣笠祥雄

[生]1947.1.18. 京都プロ野球選手。京都の平安高校時代,捕手として甲子園に出場。高校卒業後,1965年広島東洋カープに入団。内野手に転向し,1970年 10月 19日の対読売ジャイアンツ (...

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