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石庭 イシニワ

デジタル大辞泉の解説

いし‐にわ〔‐には〕【石庭】

庭木をほとんど使わないで、岩・石・砂でつくられた庭。せきてい。

せき‐てい【石庭】

庭石を主体として構成した庭園。いしにわ。

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百科事典マイペディアの解説

石庭【せきてい】

石組み

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大辞林 第三版の解説

いしにわ【石庭】

〔草木中心の作庭に対して〕
岩石・小石・砂など石材を中心に構成した庭。せきてい。

せきてい【石庭】

石と砂を主体として作った庭。京都竜安寺りようあんじの石庭や大仙院の枯山水かれさんすいは有名。いしにわ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石庭
せきてい

本来は、京都の龍安寺(りょうあんじ)庭園のみの別称だが、近年では、石組を主体とした枯山水(かれさんすい)庭園を広くさすようになった。ただこの場合でも、石組と地表の白砂からなる意匠が全体のほとんどを占め、植栽や地被類は控え目な庭園に限っている。
 枯山水庭園は、その文字が表しているように、山水を別の自然として抽象的あるいは絵画的に表現したものであり、どんな場合でも山水を離れては成立しないものと考えられていた。しかし龍安寺庭園のみはまったく別の系統に属し、伝統的な山水の表現ではなく、室町期におこった飾りの意匠としての庭園とみることができる。すなわち、室町期になって書院造建築が完成すると、これまで建物外部の空間(御所でいえば紫宸殿(ししんでん)の前広場)で行われていた公家(くげ)・武家・寺院などの儀式は、すべて内部空間としての建物の内部で行われるようになり、さらに書院造に不可欠の床の間には、書院飾りが定型化していった。この室町期の飾りの美学の興隆と、寺院などの方丈外部の儀式空間の無用化とが時期的に交差して生まれたのが、飾りの意匠としての龍安寺庭園ということができる。
 作庭者は不明であるが、小ぶりの石のみ15個を用い、植栽も遠慮して用いず、実用的でないことを幕府の寺社方からとがめがあればただちに撤去できるよう、地表も平面にして、白砂だけの意匠にした。当時流行の書院飾りをヒントとし、山水表現ではない意匠によるものを、とくに石庭の名称でよんできたのである。[重森完途]

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