デジタル大辞泉 「止る」の意味・読み・例文・類語
とま・る【止(ま)る/留(ま)る/▽停まる】
1 動いていたものが動かなくなる。動きをそこでやめた状態になる。停止する。「時計が―・る」「特急の―・る駅」「エンジンが―・る」
2 続いていたものが続かなくなる。通じていたものが通じなくなる。「成長が―・る」「道はそこで―・っている」「水道が―・る」
3 飛んでいた虫・鳥などが物につかまって静止した状態を保つ。「蝶が花に―・る」「小鳥が枝に―・る」
4 動かないように固定される。「
5 心・目・耳に感じられる。印象が消えずに残る。「目に―・る」「耳に―・った話」
6 (「お高くとまる」の形で)えらそうな態度をとる。「お高く―・っていて返事もしない」
7 とりやめになる。中止される。
「いつしか思ひたることの、
8 行き着く。
「ことわりも何もいづこに―・るべきにか」〈源・若菜上〉
9 そこに残る。とどまる。
「行くも―・るもみな泣きなどす」〈更級〉
10 生き残る。この世にとどまる。
「―・りゐる身も老いらくののちなればさらぬ別れぞいとどかなしき」〈新勅撰・雑三〉
[可能]とまれる
[下接句]お高くとまる・御目に留まる・耳に留まる・目が留まる・目に留まる・目にも留まらぬ
[類語]とめる・とどまる・停滞する・停止する・