暴戻(読み)ぼうれい

精選版 日本国語大辞典 「暴戻」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐れい【暴戻】

〘名〙 (形動) あらあらしく道理に反する行為をすること。残酷で非道なこと。また、そのさま。
本朝文粋(1060頃)三・論運命〈藤原博文〉「遂使肝餔肉之暴戻、能極逸楽而縦上レ情」
読本椿説弓張月(1807‐11)後「剛強暴戻(ボウレイ)なるを鬼とはいふにや」 〔史記‐伯夷伝〕

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デジタル大辞泉 「暴戻」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐れい【暴戻】

[名・形動]荒々しく、道理に反する行いをすること。また、そのさま。「暴戻君主
[類語]むごいむごたらしい陰惨無残血なまぐさい酸鼻残酷残虐残忍苛酷暴虐悲惨凄惨惨憺さんたんひどい痛ましい痛痛しい見るに忍びない目も当てられない冷酷冷血血も涙もない酷薄凄愴せいそう惨烈酷烈戦慄惨劇猟奇猟奇的嗜虐しぎゃく嗜虐しぎゃくすさまじいグロテスク阿鼻叫喚目を背ける

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普及版 字通 「暴戻」の読み・字形・画数・意味

【暴戻】ぼう(ばう)れい

乱暴で道にもとる。〔史記、伯夷伝〕盜跖、日に不辜(ふこ)(罪なき人)をし、~暴(しき)、黨を聚むること數千人。天下行し、(つひ)に壽を以てる。是れ何の(したが)ふや。

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