デジタル大辞泉 「気強い」の意味・読み・例文・類語 き‐づよ・い【気強い】 [形][文]きづよ・し[ク]1 頼りになって安心である。心強い。「両親が健在なので―・い」2 気が強い。強気である。気丈である。「―・い性格」3 頑固で情にほだされない。「―・い母親に疎まれがちであった」〈秋声・あらくれ〉[類語](1)心強い・気丈夫・心丈夫・安心・一安心・安堵/(2)強い・気丈・気丈夫・気骨・気概・骨っ節・反骨・確り・心丈夫・闘魂・覇気・闘志・胆力・度胸・糞度胸・士気・根性・負けじ魂・負けん気・利かん気・勝ち気・強気・向こう意気・鼻っ柱・鼻っぱし・負けず嫌い・ファイト・ガッツ・たくましい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「気強い」の意味・読み・例文・類語 き‐づよ・い【気強】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]きづよ・し 〘 形容詞ク活用 〙① 気丈である。勇気があって少々の危険などは恐れない。剛気である。雄々しい。強気である。[初出の実例]「きづよういさむ詞の中、なみだにむせていひさせり」(出典:浄瑠璃・曾根崎心中(1703))② 情にほだされない。つれない。冷酷である。[初出の実例]「気強(キヅヨ)いは姉様、この国へござんしたなら、せめて立ちながらも、便り音信をなさんせぬは、あんまり心強いわいな」(出典:歌舞伎・絵本合法衢(1810)序幕)③ 頼もしく心強い。安心である。[初出の実例]「幾分か気強(キヅヨ)いのは、地所と我住むでゐる家作と、外に株券が少しばかり」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下)気強いの派生語きづよ‐げ〘 形容動詞ナリ活用 〙気強いの派生語きづよ‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例