泣腫らす(読み)ナキハラス

デジタル大辞泉 「泣腫らす」の意味・読み・例文・類語

なき‐はら・す【泣(き)腫らす】

[動サ五(四)]ひどく泣いて、まぶたをはらす。「目を赤く―・す」
[類語]泣く涙する涙ぐむむせすすり上げるしゃくり上げるき上げるこくする落涙する流涕りゅうていする涕泣ていきゅうする歔欷きょきする嗚咽おえつする慟哭どうこくする号泣する号哭ごうこくするめそめそする差し泣き明かす泣き暮らす泣き伏す泣き沈む泣き崩れる泣き濡れる泣き出す泣き叫ぶ泣き喚く泣きじゃくるむせび泣く噎せ返る・泣き噎ぶ・すすり泣く忍び泣く涙に暮れる涙に沈む涙に噎ぶそでを絞るむずかるべそをかく

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精選版 日本国語大辞典 「泣腫らす」の意味・読み・例文・類語

なき‐はら・す【泣腫】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 はげしく泣いてまぶたをはらす。
    1. [初出の実例]「どこでやら手の筋見せて物思ひ〈傘下〉 まみおもたげに泣はらすかほ〈越人〉」(出典:俳諧・曠野(1689)員外)

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