涙ぐむ(読み)ナミダグム

デジタル大辞泉 「涙ぐむ」の意味・読み・例文・類語

なみだ‐ぐ・む【涙ぐむ】

[動マ五(四)]目に涙をためる。涙を催す。「昔を思い出して―・む」
[類語]泣く涙するむせすすり上げるしゃくり上げるき上げるこくする落涙する流涕りゅうていする涕泣ていきゅうする歔欷きょきする嗚咽おえつする慟哭どうこくする号泣する号哭ごうこくするめそめそする差し泣き明かす泣き暮らす泣き伏す泣き沈む泣き崩れる泣き濡れる泣き出す泣き叫ぶ泣き喚く泣き腫らす泣きじゃくるむせび泣く噎せ返る・泣き噎ぶ・すすり泣く忍び泣く涙に暮れる涙に沈む涙に噎ぶそでを絞るむずかるべそをかく

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精選版 日本国語大辞典 「涙ぐむ」の意味・読み・例文・類語

なみだ‐ぐ・む【涙ぐむ】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙 ( 「ぐむ」は接尾語 ) 涙がこぼれ出そうになる。目に涙を含む。
    1. [初出の実例]「左の大臣、これかれに見あはせてぞ、なみだぐみてものし給へる」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)

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