めそめそ(読み)メソメソ

デジタル大辞泉 「めそめそ」の意味・読み・例文・類語

めそ‐めそ

[副](スル)弱々しく泣きつづけるさま。また、意気地がなく、すぐに涙ぐむさま。「いつまでもめそめそするな」
[類語]さめざめしくしく泣く涙する涙ぐむむせすすり上げるしゃくり上げるき上げるこくする落涙する流涕りゅうていする涕泣ていきゅうする歔欷きょきする嗚咽おえつする慟哭どうこくする号泣する号哭ごうこくする差し泣き明かす泣き暮らす泣き伏す泣き沈む泣き崩れる泣き濡れる泣き出す泣き叫ぶ泣き喚く泣き腫らす泣きじゃくるむせび泣く噎せ返る・泣き噎ぶ・すすり泣く忍び泣く涙に暮れる涙に沈む涙に噎ぶそでを絞るむずかるべそをかくひいひいよよおいおいわあわあわんわん

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精選版 日本国語大辞典 「めそめそ」の意味・読み・例文・類語

めそ‐めそ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 声を立てないで静かに泣くさま、また、気弱で、何かというとすぐ泣き悲しんだりするさまを表わす語。めそりめそり。
    1. [初出の実例]「越かたを秋にめそめそ語り出す 僧にならぬと御叱は無理〈好松〉」(出典:俳諧・篗纑輪前集(1707)三)
    2. 「檀那にお目にかかったとき、メソメソしてはなりませぬぞ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉四)
  3. 勢いが衰えたり、小さくなったりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「日はめそめそくれる、人通りはなし」(出典:咄本・聞上手三篇(1773)新吹)

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デジタル大辞泉プラス 「めそめそ」の解説

めそめそ

フィンランドの童話作家トーベ・ヤンソンの「ムーミン」シリーズに登場するキャラクターナイトキャップを被った臆病な犬。

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