忍び泣く(読み)シノビナク

デジタル大辞泉 「忍び泣く」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「忍び泣く」の意味・読み・例文・類語

しのび‐な・く【忍泣・忍鳴】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. ( 忍泣 ) 人目をはばかって、声をおさえて泣く。声をたてないで泣く。
    1. [初出の実例]「『悲しみ』の忍び泣く音(ね)と聞かれずや」(出典珊瑚集(1913)〈永井荷風訳〉秋)
  3. ( 忍鳴 ) 鳥などが、ひそやかに鳴く。声をおさえて鳴く。
    1. [初出の実例]「みそのふにむぎの秋かぜそよめきて山郭公忍ひなくなり」(出典:散木奇歌集(1128頃)夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android