病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「消化器系の薬」の解説
消化器系の薬
口から食道、胃、腸、
消化器の病気には、食欲不振、胃炎、消化性
食欲不振の原因は、胃腸の病気のほか、感染症、神経症などの病気や、薬の副作用などのこともあります。こうした食欲不振の治療に用いられる薬を健胃消化剤といいます。
胃炎は、消化器の病気の中ではもっともポピュラーなもので、胃痛、吐き気・
消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)も、ひじょうに多い病気です。いろいろな消化性潰瘍治療剤が開発され、薬物による治療が主流になっています。
下痢は、細菌の感染、食中毒、胃腸の病気などが原因となっておこりますが、精神的ストレスによるケースもあります(過敏性腸症候群)。原因によって、細菌の感染であれば抗生物質、ストレスであれば抗不安剤、消化不良であれば健胃消化剤などが使用されますが、激しい下痢や長く続く下痢には
便秘は、本来体外に排出すべき
胆嚢炎、胆石症は、日本人の食生活の欧米化に伴って増加しています。これらの病気は激しい痛みを伴うので、痛みを抑える目的で強力な催眠鎮静剤や膵・胆道系
また、発熱を伴うときには抗生物質が、
肝炎には急性肝炎と慢性肝炎があり、原因はほとんどがウイルスですが、アルコールや薬物によるものもあります。治療には、肝臓病治療剤が使用されますが、薬物療法は、以前に比べて確実な治療効果をあげるようになってきました。
膵炎は、膵臓内で活性化された消化
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