湯田温泉(読み)ゆだおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ)「湯田温泉」の解説

湯田温泉
ゆだおんせん

山口県中央部、山口市にある温泉。市街地の一部をなし、国道9号沿いに近代的ホテルや旅館、保養所などが建ち並び、歓楽的色彩も濃い山陽路随一の温泉郷を形成する。JR山口線湯田温泉駅下車。泉質は単純硫黄泉(硫化水素型)、放射能泉で、飲用、浴用ともに胃腸病、神経痛に効く。中世大内氏の時代から知られた名湯で、近世には長州藩主毛利(もうり)氏の湯田御茶屋が置かれ、公衆浴場も設けられた。4月上旬は温泉祭「白狐行列(びゃっこぎょうれつ)」でにぎわう。詩人中原中也の出身地であり、その記念館がつくられている。

[三浦 

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「湯田温泉」の解説

湯田温泉
ゆだおんせん

山口県中部,山口盆地西部にある温泉。泉質はアルカリ性単純泉。泉温 50~80℃。湯量豊富。胃腸病,神経痛,リウマチなどにきく。 16世紀初頭の開湯と伝えられる伝統的な温泉地。田園中にあって施設の整った旅館が立並ぶ。山口市内の史跡秋吉台の観光基地であり,山陽地方山陰地方を結ぶ観光ルートの拠点。近くに亀山公園,雪舟庭などがある。中原中也の生誕地。

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