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山陽地方 サンヨウチホウ

百科事典マイペディアの解説

山陽地方【さんようちほう】

中国地方のうち,中国山地の分水界以南をさし,岡山広島2県と山口県の南半部に当たる。瀬戸内海に面し平地がほぼ連続,古くから山陽道をはじめ東西の交通路が通じた。最も早く開けたのは吉備(きび)で,大和と北九州の文化の接触地域となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

さんようちほう【山陽地方】

中国山地の南側から瀬戸内海に至る地方をいい,行政的には岡山・広島両県および山口県の大部分をさす。名称は古代の地方行政区画,五畿七道の一つである山陽道に由来し,旧播磨,美作備前備中備後,安芸,周防,長門の8ヵ国を含むが,一般にはこれら諸国を通り,都と九州大宰府とを結ぶ官道沿い,つまり瀬戸内海北岸の土地をさすことが多かった。岡山,福山,広島,防府などに,やや広い平野が形成され,藩政時代には各藩によって干拓埋立てが行われてきた。

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大辞林 第三版の解説

さんようちほう【山陽地方】

中国地方のうち、中国山地より南の地域。岡山・広島両県と山口県の南部。瀬戸内海に臨み、古くより開けた地域で、多角的農業や工業が盛ん。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔県域外〕山陽地方(さんようちほう)


本州西部、中国山地南斜面の瀬戸内海に面した地方。古代の五畿七道(ごきしちどう)の一つ山陽道に由来するが、現在では主として岡山・広島両県と山口県南部をさし、兵庫県南西部(旧播磨(はりま))を含めることもある。日本海沿岸の山陰地方に対する。古くから畿内(きない)と北九州を結ぶ回廊地帯で、日本の先進文化地域の一つ。江戸時代には干拓による新田や塩田造成が行われ、早くから工芸作物や蔬菜(そさい)・果樹栽培も盛ん。沿岸では紡績・造船・化学などの近代工業が発展し、第二次大戦後には各地に石油化学・鉄鋼・自動車・電機などの重化学工場群が立地し、新しいコンビナート群を形成。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

山陽地方
さんようちほう

中国地方」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

山陽地方
さんようちほう

中国地方の瀬戸内斜面にあたり、岡山県、広島県と山口県南部を含む地域で、日本海側の山陰地方に対する呼称。兵庫県南部まで含めることもある。古代の山陽道は、播磨(はりま)、美作(みまさか)、備前(びぜん)、備中(びっちゅう)、備後(びんご)、安芸(あき)、周防(すおう)、長門(ながと)の諸国が属し、畿内(きない)と北九州を結ぶ回廊地域として政治、文化、交通上重要な役割を果たしてきた地方である。
 中国脊梁(せきりょう)山地の南側には吉備(きび)高原や周防高原が広がり、その間に津山、三次(みよし)、山口などの盆地が並ぶ。内海沿岸は沈水して島の多い複雑な海岸線となり、わずかに岡山、福山、広島、防府(ほうふ)などに小平野がみられる。おおむね瀬戸内式気候に属し、北側の中国山地と南側の四国山地に遮られて、降雨は少なく温暖で、冬は晴天が多い。
 開発の古い地方で、人口密度が高く、近世には児島(こじま)湾をはじめ各地で盛んに干拓新田が開かれ、明治以降も機械化農業や製塩業、果樹・野菜の園芸農業の先進地となった。また紡績、造船、化学の諸工業もおこり、第二次世界大戦後、とくに水島、福山、岩国、徳山などは鉄鋼や石油化学を中心に発展し、特色ある瀬戸内工業地域を形成している。沿岸には岡山、広島、山口の県庁都市のほか、倉敷(くらしき)、尾道(おのみち)、下関(しものせき)など多くの商工業都市があり、これらを結んで山陽本線、東海道・山陽新幹線が走り、JRの陰陽連絡線、内海航路も発達している。瀬戸内海国立公園、秋吉台(あきよしだい)国定公園は優れた自然公園として知られる。[三浦 肇]

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