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炭酸マグネシウム たんさんマグネシウムmagnesium carbonate

6件 の用語解説(炭酸マグネシウムの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

炭酸マグネシウム
たんさんマグネシウム
magnesium carbonate

化学式 MgCO3 。天然にはマグネサイト (菱苦土鉱) として産出する。マグネシウム塩溶液に炭酸ナトリウムを加えて得られる炭酸塩は,塩基性塩 (MgCO3)4・Mg(OH)2・5H2O で,これを工業上あるいは薬用上で炭酸マグネシウムと呼ぶ。無水塩 MgCO3 は菱面体の結晶で,比重 3.04。水に難溶,酸および二酸化炭素水溶液に可溶。熱あるいは酸により容易に分解し,二酸化炭素を放出するので,二酸化炭素発生源に用いられる。3水塩 MgCO3・3H2O は無色斜方晶系結晶,100℃で脱水する。断熱材,研磨材,おしろい,歯磨き粉に用いられるほか,ミネラルウォーター,顔料,紙などの製造に使用される。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

たんさん‐マグネシウム【炭酸マグネシウム】

マグネシウム炭酸塩。無色の結晶。天然には菱苦土石(りょうくどせき)として産出。強熱すると分解し二酸化炭素を放って酸化マグネシウムになる。歯磨き粉・医薬や耐火物などの原料にする。化学式MgCO3

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栄養・生化学辞典の解説

炭酸マグネシウム

 MgCO3 (mw84.31).合成膨張剤として食品添加物にされる.パンや菓子の製造に使う.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

たんさんマグネシウム【炭酸マグネシウム magnesium carbonate】

化学式MgCO3。天然にはリョウ苦土鉱(マグネサイト)として産出し,またドロマイト(白雲石,苦灰石)は炭酸カルシウムとの複塩MgCO3・CaCO3である。マグネシウム塩の水溶液に炭酸アルカリを加えると,mMgCO3・Mg(OH)2nH2O(m=3~5,n=3~7)の組成をもつ塩基性炭酸マグネシウムの白色沈殿を生ずる。薬用・工業用には,これを炭酸マグネシウムと呼ぶこともある。これを炭酸水素アルカリの濃溶液と長く放置または加熱したり,マグネシウム塩溶液に二酸化炭素を通じながら炭酸ナトリウムを加えると,炭酸マグネシウムの3水和物MgCO3・3H2O(比重1.85)が得られ,これを二酸化炭素気流中で加熱すれば無水和物MgCO3(比重3.03)となる。

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大辞林 第三版の解説

たんさんマグネシウム【炭酸マグネシウム】

マグネシウムの炭酸塩。化学式 MgCO3 加熱により二酸化炭素と酸化マグネシウムとに分解する。医薬・歯磨き粉に用いる。天然には菱苦土りようくど石として産出し、耐火煉瓦の原料となる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

炭酸マグネシウム
たんさんまぐねしうむ
magnesium carbonate

炭酸のマグネシウム塩。炭マグとよばれることがある。天然にはマグネサイト(菱苦土石(りょうくどせき))として産出する。マグネシウム塩の水溶液に二酸化炭素を通じながら炭酸ナトリウムを加えると、通常三水和物として沈殿する。二酸化炭素気流中で乾燥脱水すると三方晶系の無水和物(式量84.3)が得られる(ほかに一および五水和物も知られる)。加熱により容易に分解し、二酸化炭素を放って酸化マグネシウムになる。水にはわずかに溶ける。純水中では次式に従って加水分解するとみなすことができる。
  MgCO3+2H2OMg(OH)2+H2O+CO2
 そのため、二酸化炭素が過剰に存在しない状態でつくったものは一般に4MgCO3Mg(OH)24H2Oに近い組成をもっている。この塩基性塩は炭酸マグネシウムそのものよりも化学的に活発で酸にもよく溶けるので、マグネシウム塩の原料となる。また、微粒子状のものは歯みがき、化粧品、紙、ゴムの充填(じゅうてん)剤に用いられる。医薬に用いるマグネシアアルバもこの物質である。天然のマグネサイトは焙焼(ばいしょう)して酸化マグネシウムとし、耐火物の原料として使用される。[鳥居泰男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の炭酸マグネシウムの言及

【制酸薬】より

…炭酸カルシウムの1.0gは1/10規定の塩酸200mlを中和する。炭酸カルシウムと水酸化アルミニウムは便秘を起こす傾向があり,炭酸マグネシウムは下剤作用を有する。実際には,各種制酸薬の利点と欠点を配合のくふうにより相補うような製剤が用いられている。…

※「炭酸マグネシウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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