わんわん(読み)ワンワン

デジタル大辞泉 「わんわん」の意味・読み・例文・類語

わん‐わん

[副]
犬の鳴く声を表す語。「わんわん(と)ほえる」
大声をあげて泣くさま。「大の男がわんわん(と)泣く」
大きな音や声が響くさま。「歓声場内わんわん(と)響く」
[名]犬をいう幼児語
[類語](1かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいじいじいちちよちちよちちろちゅうちゅうちゅうちりちりちんちろりんつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひとくひよひよぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかぽっぽほろほろほろほろろめえめえもうもうりんりんわん/(2おいおいわあわあさめざめしくしくめそめそひいひいよよ/(犬ころ狆ころ子犬小犬小形犬中形犬大形犬猛犬狂犬飼い犬畜犬愛犬野良犬野犬名犬忠犬駄犬負け犬日本犬和犬洋犬番犬猟犬牧羊犬盲導犬聴導犬介助犬警察犬軍用犬尨犬むくいぬ犬種

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「わんわん」の意味・読み・例文・類語

わん‐わん

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 犬のほえる声を表わす語。
※虎明本狂言・犬山伏(室町末‐近世初)「いぬ、わんわんといふてかみつかふとする」
② 人が声をあげて泣くさまを表わす語。
滑稽本浮世床(1813‐23)初「わんとばかりに泣きしづむわわんわんわんわんわん」
③ 大声でわめき騒ぐさま、また、その声や音のうるさく反響するさまなどを表わす語。
狂言記鬼清水(1700)「七つ過ぎて人のこぬ所へ、おのれめが来た、一口に取って噛まう、わんわんと申すほどに」
[2] 〘名〙 (その鳴き声から) 犬をいう幼児語。わんこ。わんわ。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前「わんわんのばばっちいを踏うとしたよ」

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