翻訳|hearing dog
聴覚障害者を助けるように訓練されたイヌをいう。視覚障害者を助けて活躍する盲導犬は、日本でもずいぶん認識されるようになったが、聴導犬はそれほど知られていない。聴導犬が初めて誕生したのは、1975年アメリカにおいてで、6頭のイヌが訓練されたという。このころ日本においても、個人的に愛犬を聴導犬に訓練した人がいたが、組織だったものはなかった。日本で、専門の訓練士が聴導犬としての本格的な訓練を行い第1号が誕生したのは、1985年(昭和60)になってからのことである。聴導犬は主人と居住をともにし、さまざまな音を聴きつけ、音源を確認し、それを主人に知らせ現場に誘導する。犬種はとくに問わず、雑種も訓練可能である。まだ頭数も少なく、実験段階的な現状であるが、体制づくりへの努力がなされている。2002年(平成14)には聴導犬などの補助犬を公共の施設等に同伴し、円滑に施設利用するための身体障害者補助犬法が施行された。同法で聴導犬は、「聴覚障害により日常生活に著しい支障がある身体障害者のために、ブザー音、電話の呼出音、その者を呼ぶ声、危険を意味する音等を聞き分け、その者に必要な情報を伝え、及び必要に応じ音源への誘導を行う犬」と定義されている。
[増井光子]
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