デジタル大辞泉 「介助犬」の意味・読み・例文・類語 かいじょ‐けん【介助犬】 身体障害者や介護の必要な高齢者の自立を助けるために特別に訓練された犬。ドアの開け閉め、電気の点灯・消灯から、車いすを引く、落ちた物を拾う、人を呼びに行く、電話の受話器をくわえて渡す、エレベーターのボタンを押すなど、さまざまなことができる。パートナードッグ。→補助犬[類語]犬・愛犬・番犬・忠犬・猟犬・飼い犬・野良犬・野犬・警察犬・軍用犬・盲導犬・牧羊犬・犬ころ・狆ころ・わんわん・子犬・小犬・小形犬・中形犬・大形犬・猛犬・狂犬・畜犬・名犬・駄犬・負け犬・日本犬・和犬・洋犬・聴導犬・尨犬むくいぬ・犬種 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「介助犬」の意味・わかりやすい解説 介助犬かいじょけん 日常生活に著しい支障がある身体障害者の肢体不自由を補い,自立を助けるイヌ。聴導犬,盲導犬とともに法律で定める身体障害者補助犬の一つ。物の拾い上げや運搬,着脱衣の補助,体位の変更,起立や歩行の際の支持,扉の開閉,スイッチの操作,緊急の場合における救助の要請など,補助の内容は多岐にわたる。日本では,1992年頃に女性がアメリカ合衆国から連れて帰ってきた介助犬が第1号とされ,1995年から育成が始まった。適種犬はラブラドル・レトリーバーが多く,育成の段階での適性が厳しく見きわめられるが,実働頭数はまだ少ない。2002年に施行された身体障害者補助犬法で規定され,訓練事業者の義務,介助犬を使用する身体障害者の適格性,介助犬に必要な能力の認定のほか,公共交通機関やホテル,デパートなど不特定多数の者が利用する施設における同伴が認められた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報