由布(市)(読み)ゆふ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

由布(市)
ゆふ

大分県中部にある市。2005年(平成17)大分郡挾間町(はさままち)、庄内町(しょうないちょう)、湯布院町(ゆふいんちょう)が合併して市制施行、由布市となる。市名は古代の院、由布院による。北部に標高1000メートル内外の鐘状火山群の由布岳、城(じょう)ヶ岳、南部には花牟礼(はなむれ)山ほかの高山が連なる。これらの山々に囲まれた小盆地、丘陵地を大分川とその支流、阿蘇野(あその)川などが流れ、河谷低地や河岸段丘が発達。北部を大分自動車道が通り、湯布院(ゆふいん)インターチェンジがある。県道11号(やまなみハイウェイ)は湯布院町地区で国道210号と交わる。JR久大(きゅうだい)本線の由布院駅近くに由布院温泉があり、ここが市の中心地域。
 河谷低地、近世の用水路によって水田化された段丘面では米、野菜、果物の施設園芸が行われ、火山斜面の原野では牧牛、肉用牛、養豚などの畜産も盛ん。前述由布院温泉は近年多くの観光客が訪れる。ほかに塚原温泉、阿蘇野川の渓仙峡(けいせんきょう)と黒岳原生林(くろだけげんせいりん)などの観光名所がある。1978年国立大分医科大学(2003年大分大学と統合)開学、これに伴って大型住宅団地が形成された。面積319.32平方キロメートル(一部境界未定)、人口3万4262(2015)。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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