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社家 しゃけ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

社家
しゃけ

一定の神社に世襲的に仕える神職の家柄。伊勢神宮荒木田氏,度会 (わたらい) 氏,出雲大社の千家氏,北島氏,春日大社の大中臣 (おおなかとみ) 氏,吉田神社の卜部 (うらべ) 氏などが名高い。

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デジタル大辞泉の解説

しゃ‐け【社家】

世襲神職の家柄。初め神社専従の奉仕者であったものが、職業として世襲されるようになった。明治4年(1871)に廃止。社司家。
神主(かんぬし)。

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百科事典マイペディアの解説

社家【しゃけ】

神社に世襲的に奉仕する家。古代末期氏族制度が崩壊して以来神職を世襲するものが多くなり,これを社家といった。伊勢神宮の荒木田氏度会(わたらい)氏,出雲大社の千家(せんけ)・北島,阿蘇神社の阿蘇,熱田神宮の千秋家の各氏などが知られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゃけ【社家】

特定の神社に世襲的に奉仕する神職家。古代では,氏上(うじのかみ)が氏族をひきいて氏神につかえ,あるいは一定の地域の長(おさ)がその地縁の人々をひきいて土地の神の祭祀を行ったが,神仕えには厳重な潔斎を必要とするため,いつしか専従の神職が生まれ職業的に世襲されるようになった。また,神をまつるに最もふさわしい資格は,祭神の子孫であることが第一とされ,その家筋が社家となったものもある。神社のなかには伊勢神宮の祭主の藤波家,宮司の河辺家と内宮禰宜7氏およそ30家,外宮禰宜6氏およそ30家や賀茂別雷神社のおよそ150家,賀茂御祖神社のおよそ50家のように多数の社家をもつにいたったものもあった。

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大辞林 第三版の解説

しゃけ【社家】

神職を世襲する家柄。
神主かんぬし。神職。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

社家
しゃけ

神社を奉祀(ほうし)する世襲の神職の家柄。神社の祭祀(さいし)・社務には、古代では氏長者(うじのちょうじゃ)や政治の長(おさ)が、その氏・地域を代表して、また地方の多くの神社では、氏子・村人ら地域の構成員が当番制でこれに奉仕してきた。しかし、神仕えに際し、祭りをより厳粛に行うために長期の潔斎が必要となり、また日常の社務を恒常的に取り仕切るため、さらに奉祀の資格として祭神の裔孫(えいそん)たることがふさわしいとして、しだいに専従の神職家が発生し、世襲された。大社の例では、伊勢(いせ)神宮に祭主家・宮司家・禰宜(ねぎ)以下の各職掌ごとに数十家の、賀茂上下(かもかみしも)社では百五十数家、吉備津(きびつ)宮では六十数家の社家があり、その他の古社・名社にもそれぞれの社家が存した。名家として、伊勢神宮の藤波・河辺氏、出雲(いずも)大社の千家(せんけ)・北島氏、熱田(あつた)大宮司千秋(せんしゅう)家、住吉(すみよし)神社津守(つもり)氏など14家が、明治になり華族に列せられた。各地の一般の神社でも中世・近世には累代の社家が多く存した。1871年(明治4)には、国家により、神社は一人一家の私にすべきものではないとの精神によって神官世襲の制が廃止されたが、実際はこれは官国幣社にとどまり、地方では事実上、旧社家が存続した。[牟禮 仁]

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