名取川右岸にある温泉。「名取御湯」ともいわれる。「観蹟聞老志」は古くから勅封の地であるので御湯と称され、郷人は秋保温泉とよぶと記す。
「大和物語」五八には陸奥
近世における秋保温泉の初見は、元和八年(一六二二)九月に藩主政宗の母御東が山形から仙台に移る途中、「秋保肝煎」の所(湯守長門)に泊まったという記録で(貞山公治家記録引証記)、また寛永一一年(一六三四)には上意によって「湯小屋」が建てられ(「湯御殿建材伐採印判状」佐藤勘三郎家文書)、同一三年五月一日政宗が小瘡を患った時には、秋保と
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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