算木(数学)(読み)さんぎ

百科事典マイペディア「算木(数学)」の解説

算木(数学)【さんぎ】

中国で発明された計算器具。断面が正四角形の棒で,赤黒2色あり,赤は正数または加法,黒は負数または減法を表す。縦または横に向けて並べて,1〜9の数を表し,これを十進法の位の順に横に配列して任意の数を示す。中国で殷(いん)・周ごろから使われ,算,籌(ちゅう),策などと呼ばれたが,13世紀にそろばんが普及するとともにすたれた。日本には奈良時代以前に伝わり,室町時代まで使われたが,やはりそろばんの普及によりすたれた。しかし算木を用いる代数学すなわち天元術は江戸時代初め盛んに行われた。
→関連項目朱世傑点竄術

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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