糸魚川[市](読み)いといがわ

百科事典マイペディアの解説

糸魚川[市]【いといがわ】

新潟県南西部の市。1954年市制姫川の谷をフォッサマグナ西縁の糸魚川‐静岡構造線が走る地質学上重要な地域である。日本海岸の中心市街は北陸街道(国道8号線)と松本街道(同148号線)の分かれる宿場町,城下町として発達。現在も北陸新幹線,えちごトキめき鉄道,北陸自動車道が通じ,大糸線が分岐する交通要地。市域の大部分を占める姫川流域の山地は林産資源や石灰岩,ヒスイなどが豊富で,セメントを主とする窯業のほか,精密機器,電気機器工業も盛んになっている。南部は中部山岳国立公園に属し,白馬連山高山植物帯(特別天然記念物)がある。山地が海に迫り,西部では親不知(おやしらず)の断崖をなす。2005年3月西頸城青海町,能生町を編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。746.24km2。4万7702人(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

いといがわ【糸魚川[市]】

新潟県南西部,姫川の下流一帯を占める市。1954年糸魚川町と浦本,下早川,上早川,大和川,西海,大野,根知,小滝の8村が合体,市制。人口3万2931(1995)。白馬連峰と頸城(くびき)丘陵が南に展開し,山地が広く,上信越高原および中部山岳国立公園と白馬山麓県立自然公園に含まれている。地名はトゲウオ科イトヨの生息する川に由来するという。フォッサマグナ西縁の糸魚川‐静岡構造線が姫川の谷を通り,これを境に東の第三系と西の古生界を分かつ,地質学上重要な地域である。

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