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親不知 おやしらず

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

親不知
おやしらず

新潟県南西部,糸魚川市の北西にある日本海に臨む断層海岸。長さ約 14km,高さ 300~500mの断崖のうち,市振-外波間をさす。旧北陸街道最大の難所で,1883年に崖の中腹に国道が開かれるまでは,波が静かなときにかぎり絶壁下の狭い砂浜をかろうじて通過できた。 JR北陸本線,国道8号線がトンネルで通過し,北陸自動車道が海上を湾曲して通り,その突出部に親不知インターチェンジがある。子不知とともに 1967年親不知子不知県立自然公園に指定。

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デジタル大辞泉の解説

おやしらず【親不知】

新潟県糸魚川(いといがわ)市外波(となみ)から市振(いちぶり)までの海岸。断層海岸で、北陸街道波打ち際を通り、難路であった。親子でも互いに気遣う暇がなかったところからの名という。親不知子不知(おやしらずこしらず)。

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百科事典マイペディアの解説

親不知【おやしらず】

新潟県南西端,青海(おうみ)町(現・糸魚川市)にある長さ約14kmの断崖。飛騨山脈が日本海に落ち込む地。1883年山腹に新道が開通するまでは北陸街道の難所で,波間をぬって走りぬけなければならなかったため,互いに顧みる余裕がなく親不知子不知と呼ばれた。
→関連項目糸魚川[市]青海[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

おやしらず【親不知】

新潟県西頸城(にしくびき)郡青海(おうみ)町市振と勝山の間約15kmの海岸。親不知・子不知とも呼ばれる旧北陸街道の難所。飛驒山脈の北端が断崖をなして日本海に臨む岩石海岸である。地名は親子が互いに顧みる暇もなく断崖の波打ちぎわの波間を通り抜けなければならなかったことに由来する。県指定名勝の風波と浄土の間1.5kmは最大難所で海食洞の大ふところ・小ふところ,大穴・小穴の避難所,両側の波よけ観音,波よけ不動に往時の苦労が推察される。

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大辞林 第三版の解説

おやしらず【親不知】

新潟県南西端の、飛驒ひだ山脈の北端が日本海に落ち込む、崖がけの切り立ったところ。糸魚川市の市振いちぶりと外波となみとの間にあり、古来、北陸道の最難所。街道が波打ち際を通っているため、寄せ返す波の間に細道を走り抜けねばならず、親は子を、子は親を顧みるいとまがなかったことからの称という。親不知子不知おやしらずこしらず

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日本の地名がわかる事典の解説

〔新潟県〕親不知(おやしらず)


新潟県南西部、糸魚川(いといがわ)市西部の断崖(だんがい)海岸。飛騨(ひだ)山脈(北アルプス)の北端が日本海に落ちるところで、荒磯と険崖に挟まれた約8kmの難路は、東側に続く子不知(こしらず)(約5km)とともに古くから北陸道の難所とされた。JR北陸本線親不知駅近くに青少年旅行村がある。

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