入組む(読み)イリクム

デジタル大辞泉 「入組む」の意味・読み・例文・類語

いり‐く・む【入(り)組む】

[動マ五(四)]物事がさまざまに交じり合って、複雑になる。こみいる。「―・んだ町並み」「―・んだ事情
[類語]複雑煩雑はんざつ煩瑣はんさ錯雑錯綜さくそう面倒厄介ややこしいしち難しい込み入った手が込んだ難しい煩わしい難儀煩多世話手数てすう・てかずうるさい面倒臭いやかましいくだくだしいうっとうしいこうるさい気詰まりしち面倒しち面倒臭い気が重い気が進まない気乗り薄うんざり億劫おっくう渋る投げ遣り大儀懶惰らんだ横着怠慢怠惰不精懈怠けたい世話が焼ける手が掛かる冗長繁簡ごたごたもつれる入り乱れる紛糾ごっちゃ乱雑雑然

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精選版 日本国語大辞典 「入組む」の意味・読み・例文・類語

いり‐く・む【入組】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙 物事の性質構造などが複雑になっている。こみ入る。錯綜する。ごたごたする。いれくむ。
    1. [初出の実例]「山やなんどの入くうで頽て聳たるを云ぞ」(出典:四河入海(17C前)八)
    2. 「昨夕(ゆうべ)本田さんと何だか入組みなすったさうだけれども」(出典浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)

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