デジタル大辞泉 「込入る」の意味・読み・例文・類語 こみ‐い・る【込(み)入る】 [動ラ五(四)]1 いろいろなものが複雑に入り組んでいる。「―・った事情」「筋の―・った推理小説」2 大ぜいの人が無理やり中にはいり込む。「中山の国分寺の三門に…おおぜいの人が―・って来る」〈鴎外・山椒大夫〉[類語]複雑・煩雑はんざつ・煩瑣はんさ・錯雑・錯綜さくそう・面倒・厄介・ややこしい・しち難しい・入り組んだ・手が込んだ・難しい・煩わしい・難儀・煩多・世話・手数てすう・てかず・うるさい・面倒臭い・やかましい・くだくだしい・うっとうしい・こうるさい・気詰まり・しち面倒・しち面倒臭い・気が重い・気が進まない・気乗り薄・うんざり・億劫おっくう・渋る・投げ遣り・大儀・懶惰らんだ・横着・怠慢・怠惰・不精・懈怠けたい・世話が焼ける・手が掛かる・冗長・繁簡・ごたごた・もつれる・入り乱れる・紛糾・ごっちゃ・乱雑・雑然 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「込入る」の意味・読み・例文・類語 こみ‐い・る【込入】 [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① 人や物などが大量に流れ込む。むりやりに、力ずくで入り込む。押し入る。侵入する。[初出の実例]「後陣の大勢二千余騎、二の関(きど)よりこみ入って」(出典:太平記(14C後)一)「東西の町へ水かさまさりて、洪水こみ入ければ」(出典:室町殿日記(1602頃)七)② 混雑する。入りまじる。③ 種々の要素が入りまじっていて物事が複雑である。もつれる。[初出の実例]「おれは浄瑠璃不案内ゆへ込(コミ)いった訳はしらぬが」(出典:談義本・当風辻談義(1753)四)[ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 たくさんのものを力ずくで押し込む。[初出の実例]「郷人をいこめて竹屋へこみ入へき由申て」(出典:春日記録‐文明一五年(1483)六月二三日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by